大食いYouTuberでCOO。やりたいことを新規事業にしたロシアン佐藤さんの巻き込み力【私のはじめの一歩】

ロシアン佐藤さん。フードファイター・料理系大食いYouTuberとして活躍する一方で、エッジニア合同会社の共同代表兼COO(最高執行責任者)も務めている

自分らしい生き方をしながら活躍する人の「はじめの一歩」について、本音で答えてもらう企画「私のはじめの一歩」。今回は、フードファイター・料理系大食いYouTuberとして活躍する一方で、エッジニア合同会社の共同代表兼COO(最高執行責任者)も務めているロシアン佐藤さんにインタビュー。フードファイター兼エンジニアという異色の経歴を持ち、現在はエッジニアのCOOとして現場で働きながら登録者87万人を誇るYouTubeチャンネルの運営まで行っているロシアン佐藤さんに、自分の特技を見つけて新しい道を切り開く秘訣などを伺いました。

プロフィール

島根県出身、35歳。ロシア帽をかぶって2008年にテレビ番組の大食い大会に出場し「ロシアン佐藤」と呼ばれるように。IT系企業のエンジニア兼フードファイターとして活躍したのち、2016年に「食の楽しさ」を広めるためエッジニア合同会社を立ち上げ、共同代表兼COO(最高執行責任者)に就任。現在は大食いタレントとしても活動しながら、YouTubeチャンネル『おなかがすいたらMONSTER!』など動画メディアの運営も行なっている。

現在のYouTuber活動を始めたきっかけは何ですか?

大食いYouTuberの第一人者として活躍していた木下ゆうかちゃんから「YouTubeはおもしろいよ!」と聞いたタイミングで、知り合いにビデオカメラを譲ってもらったのがきっかけです。

チャンネル立ち上げ後、程なくしてエッジニア合同会社を立ち上げていたので「おもしろそうだし、会社のいち事業として本気で取り組んでみよう」という話になり、お仕事と捉えて真剣に取り組みました。それから機材を揃えて、動画の撮り方や編集の仕方まで試行錯誤しながら続けてきました。

食の楽しさを伝えるために、コンテンツ作りで意識していることを教えてください。

フードファイター・料理系大食いYouTuberとして活躍する一方で、エッジニア合同会社の共同代表兼COO(最高執行責任者)も務めているロシアン佐藤さん。会社のいち事業としても本気で取り組むYouTubeでは、食の楽しさを伝えるために視聴者が「おいしそう! 作って食べたい!」と思えるように意識している

見ている人が不快にならないように心がけています。食は日常なので、一人ひとり違ったこだわりがあるんですよね。その人のポリシーが入っているというか……。だから箸は100%正しく使うし、お椀を持つ時に親指が内側に入らないようにするし、口を開く時に音が鳴らないようにするし……いろいろなことに気を付けて撮影しています。

あとは、視聴者さんの人気が高いメニューや企画を選んでいます。私のチャンネルを見る方はおにぎりとか、丼とか、トンカツとか、定番の和食が好きなんです(笑)。手軽で簡単な料理も人気なので、フライパン一つで作れる料理とか、もやしで何品も作る節約料理とか、食材の大量消費ができる簡単料理とか、そういうニーズのある料理を盛り付けの工程まで分かりやすく紹介して「おいしそう! 作って食べたい!」って気持ちになってもらえるように工夫しています。

月の食費は最低10万はかかるというロシアン佐藤さん。家計のやりくり術を教えてください。

20代の頃は月初に食費の予算を決めていました。飲み会とか会食とか外せない予定があったら「この日は5,000円必要」ってあらかじめ計算して、残りのお金を日数で割って1日あたりの予算を決めていました。そのなかでやりくりすれば安心ですよね。

私の場合「週末は1日5,000円、平日は1日1,000円」でした。食費としては多めかもしれないですけど、とにかくたくさん食べるので優先的にお金を使っていましたね。5,000円あればビュッフェに行けるので、そこでめちゃくちゃ食べていました(笑)。あんまりカツカツだとストレスになっちゃうので、ちょっとゆとりを持たせてがんばった時のご褒美にするのがおすすめです!

自分の得意なことを見つけるコツは何でしょうか。

食という得意な分野でチャンレンジをし続けるロシアン佐藤さん。自分の得意なことを見つけるコツはやりたいことを突き詰めること
シンプルにやりたいことを突き詰めるのが大事だと思います。私も最初は大食いが仕事になるとは思ってなかったんですけど、やりたかったから始めたんです。そして、やがてYouTubeを事業化したらすごくワクワクして、次から次にもっとやりたいことが出てきて……。やりたいことを続けているうちに、だんだん得意なことになっていったんですよね。とりあえずやりたいことに挑戦して「これならもっとチャレンジできる」ってワクワク感が生まれたら、その道を突き進んでください。

私自身、何年も食に関する発信をしていますが、最初はぼんやりとした「やりたいこと」でした。ずっと「私がこの仕事をする意味は何だろう」と考え続けていたんです。食の楽しさを伝えたいと思って活動してきたものの、結局それってどういうことなんだろう? 本当は何がしたいんだろう? って深掘りし続けました。それで「“愛情を持った食体験“を発信して、人を幸せにしたいんだ!」と気づいて、 明確な「やりたいこと」ができたんです。小さな「やりたいこと」を育てていけば、自慢の特技になると思います。


最近はじめてチャレンジできたこと、やってよかったことはなんですか?

会社のメンバーに「私が責任を取る! 絶対あんたたちを幸せにする!」って宣言できるようになりました(笑)。愛情を持った食を提供することが新規事業のビジョンで、私がやりたいことそのものなので、それにメンバーを巻き込むからには絶対に責任を持つし、協力してくれるメンバー全員を幸せにするぞって覚悟を持てたんですよね。

宣言できるようになったのは「みんなとならできる」って自信がついたからでもあります。去年、YouTubeの登録者数80万人記念で「理想の喫茶店シリーズ」として3部作の動画を制作したのですが、私が主体になって企画を回したところいっぱいいっぱいになり「私一人じゃ何もできない」って痛感してしまって……。 それからみんなと一緒に取り組むようになり、大きな企画も無理せず回せるようになりました。

www.youtube.com

なかなか一歩目を踏み出せないけど、いつかやってみたいことはなんですか?

食の分野でさまざまなチャレンジをするロシアン佐藤さん。今後やってみたいことは、「だれかを幸せにする物語」を持つ食を届けること
新規事業を筆頭に、今どんどん踏み出している最中だから……踏み出せないことはないです(笑)。新規事業では「だれかを幸せにする物語」を持つ食を届ける予定です。まだコンセプトだけ決まっていて具体化できていないのですが、「みんなとなら絶対できるから、私についてきて!」ってどんどん前を歩いています。

もし自信がなくて一歩目を踏み出せないなら、周りの人を巻き込むのが良いと思います。私はもともと全部自分でやろうとするタイプだったんですけど、いっぱいいっぱいになってメンバーに「ちょっとやってみて」ってお願いしたら、想像以上のレスポンスが返ってきたんですよね。みんなのポテンシャルを信じて一緒に一歩目を踏み出せるのは、チームならではの強みであり良さですから。

仕事の告知・宣伝があればどうぞ!

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取材・文/秋カヲリ 撮影/倉持涼

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