人の力を借りて、自分の力も伸ばすために。はせおやさいさんが上司に言われた言葉

人の力を借りて、自分の力も伸ばすために。はせおやさいさんが上司に言われた言葉

今のキャリア観に影響を与えた上司や先輩に言われたひと言を紹介するシリーズ企画「金言~わたしを変えた上司のひと言~」。

今回は、会社員のかたわら、ブロガー兼ライターとしても活躍するはせおやさいさんにお話を伺いました。会社員の経歴では、大小さまざまな規模の会社勤めを経験。そのなかで多くの人と触れ合い、今のキャリアにつながっていると言います。

社会人の先輩たちはどのようにまわりの言葉を吸収してキャリアに生かしていっているのでしょうか。明日からの働き方が変わるかもしれません。

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Q.)はせさんがご自身のキャリア観において大事にされている軸に影響を与えた上司や先輩、あるいは同僚に言われたひと言について教えてください。

“素直であること。謙虚であること”

当時の上司に言われた、キャリアを重ねていくにつれ失われがちなこの2点を自分の美徳として大切にしていきなさい、という言葉です。

素直であれば知らないことから学ぶ姿勢が持てるし、謙虚であれば知っていることへの学びをさらに深めることができる。この2つを心がければ、周りの人はいつまでもあなたを助けてくれるし、あなたも成長し続けられるだろう、と言われました。


Q.)このひと言をもらう前のはせさんはどんな状態だったんでしょうか?

まだ20代で「自分の発想が最もすぐれている」とおごってしまいがちだった自分ですが、その上司の言うことなら素直に話を聞けましたし、数少ない尊敬している人でした。

当時、自分ひとりがどんなに頑張っても、それだけでは事業の成長は維持できないし、成長スピードにも限度があり、伸び悩みを感じていました。そんな頃に、上司から「あなたは自分の中にある本当にいいところを生かしきれていない」と指摘され、前述の言葉をもらいました。


Q.)そのひと言がはせさんのキャリア観にどんな影響を与えたのでしょうか。

人から素直に学び、人に対して謙虚に接する、という自分の基本ポジションが作られた気がします。自分ひとりだけですべてを学び、まかなおうとするのではなく、「人の力を借りて、自分の力を伸ばすこと」ができる。そうすれば、より多くの人との出会いをチャンスに変えることができる。自分と、学びを与えてくれる他者との掛け合わせで、成長の可能性は無限に広がっているのだと感じ、とても視野が開けたのを覚えています。


Q.)それによりその後の行動や思考がどう変化し、はせさんのキャリアにつながっていったのでしょうか。

まずシンプルに「生意気で嫌なヤツ」だった自分が消えていくのを感じました。素直さと謙虚さを意識していると、どんな人の言うこともいったん受け止め、素直に「なぜ、この人はこんなふうに考えるのだろう?」と学ぶ姿勢になれました。

また誰かに指摘を受けたり批判を受けても、謙虚に「この人はわざわざ私のために時間を割いてくれたのだな」と思って受け止められるようになりました。

仕事をするうえで、他者との関わりは避けにくいものですが、もともとは苦手だった他者への接し方のスタンスが、フラットになりました。自分も他人の良いところに気づきやすくなりましたし、逆に人から頼られたりすることも増えました。その後、転職を重ねていく際にもこのとき作った人のつながりに助けられ、自分のキャリアを積み重ねることができたのだと思っています。


その後のはせおやさいさんのキャリアに関する話

お話を伺った方

はせおやさい

はせおやさい
会社員兼ブロガー。仕事はWeb業界のベンチャーをうろうろしています。『サイボウズ式』にて連載中。一般女性が仕事/家庭/個人のバランスを取るべく試行錯誤している生き様をブログ「インターネットの備忘録」に綴っています。
Twitter:@hase0831