【3分で分かる】成功者の特徴と習慣を徹底分析! なりたい自分になるために今日からできることは何?

成功者のイメージ

何をもって「成功」と捉えるかは人それぞれですし誰もが成功者になる義務があるわけではありません。しかし、自分なりの「将来こうなりたい」という成功イメージを若いうちから持ち、目標に据えて過ごすことは、人生にプラスになります。

そして、成功に近づくためには、成功している人の真似をしてみるのが有効な手段です。この記事では成功者の特徴や習慣を紹介し、実践に落とし込むヒントをお伝えします。

<INDEX>
成功者とは?
成功者の共通点は「逆算思考」
成功者の特徴
①アウトプットを前提にインプット
②目先のお金にとらわれない
③定期的に運動をする
④成功者とつながりを持つ
⑤ストレスへの向き合い方を変える
成功者の習慣
①ゴールデンタイムを把握している
②朝の時間帯を活用
③インターネット上で定期的に発信
④休養を必ず取る
⑤飲み会はほどほどにする
まとめ

成功者とは?

成功者と一口に言っても、ビジネスで大きな変革をもたらした人や、たくさんの収入を得て理想の生活を手に入れた人など、世の中にはさまざまなタイプの成功者がいます。そして、すべての成功者があなたが「なりたい」と思うタイプとは限りません。まずは自分がどのような成功者になりたいのか、イメージを具体的にすることが大切です。

過去にミーツキャリアでインタビューした方々のなかにも、さまざまなタイプの成功者がいます。


・30歳から世界を目指す:ビキニフィットネス女王・安井友梨
・著名なサービスを世に送り出す:コスメアプリ「LIPS」・深澤雄太
・環境問題に貢献するビジネスを立ち上げる:グリラス・渡邉崇人
・新たな職業を開拓する:YouTube作家「こす.くま」
・20代でFIRE(リタイア)する:せいや
・フリーランスになり自由を手に入れる:街録ch・三谷三四郎
・「好き」に仕事でかかわる:横浜FC・松本雄一
・好きな場所で働く(移住):北海道大樹町・中神美佳

上記のような先人たちのインタビュー記事や本を読んで、5年後、10年後自分がどのようなビジネスをしていきたいのか、あるいはどのような人生を歩んでいきたいのか、解像度をあげてみましょう。

成功者の共通点は「逆算思考」

成功者に共通しているのが、明確な目標をたて、逆算して行動を決めていること。

身近なことにたとえると、「痩せたい」となんとなく思っているより、「2カ月後に海に行くまでに○キロ痩せる」と目標を設定したほうが、はるかにダイエットへのモチベーションが上がるはず。日々のトレーニングや食事管理にも、計画的に取り組めるようになります。

同様に、成功者になりたいならまずは「いつまでに何を成し遂げたいか」を明らかにするのが良いでしょう。たとえば、仕事なら「20代のうちに自分が提案したサービスをリリースしたい」「30代で独立したい」「40代には今の〇〇さんのようなポジションに就いていたい」など。

仕事の内容だけでなく「世界を旅しながら働けるようになりたい」「40代でリタイアして田舎で自給自足の暮らしをしたい」など、働き方や生き方のほうがイメージしやすい人もいるかもしれません。

目標を立てたら、実現までの具体的なスケジュールとやるべきことを書き出して、後は行動するのみ。次の章からは、成功者に共通する特徴や習慣を紹介しますので、自分が成功に近づくためのヒントを探してみてくださいね。なお、この記事では成功者を「大きなキャリアビジョンを達成し、高い評価と対価を得て、プライベートも充実した人生を送っている人」と定義します。
目標から逆算する

成功者の特徴

成功者の特徴①アウトプットを前提にインプットをする

成功者は常に学んでいます。読書を例にあげると、収入が高い人ほど読書が好きで、書籍の購入にお金を使っています。

1,000人を対象にしたある調査によると、読書を「とても好き」「どちらかというと好き」と答えた割合を年収帯別に見ると、年収800万円以上は91.2%、年収400万円未満では75.9%でした。「とても好き」の回答に絞ると、44.1%と20.0%と、倍以上の開きがあります。

昨今、学ぶ手段は読書以外にも、セミナーへの参加、動画・音声配信の視聴などさまざまあり、オンラインセミナーや電子書籍であればスマートフォン一台で始められるようになりました。まずは手軽な手段で、学びの習慣を身に付けるのがいいかもしれません。

しかし、学ぶにあたって注意点が1つあります。
それは、インプットだけでは効果は半減ということ。

脳の仕組みとして、新しくインプットされた情報は脳の海馬に保存されるものの、2~4週間の間は「仮保存」に過ぎず、その間に複数回情報が引き出されると、重要な情報として側頭葉に移動され、長期的に保存されるようになるのです。

つまり学んだだけでは1カ月足らずで忘れてしまうけれど、その間に何らかの形でアウトプットすれば、自分のモノとして定着しやすくなる。さらに、こんな実験結果もあります。

Aグループには「後で試験をします」とだけ伝え、Bグループには「後で試験を行い、さらに内容を別の人に教えてもらいます」と伝えて同じ文章を読ませて試験をしたところ、Bグループのほうが高い点数を取りました。つまり、アウトプットする前提で学んだほうが、知識が定着しやすいのです。

ある会社経営者はセミナーを予約したら、友人・知人を対象に「セミナーで学んだことをアウトプットするセミナー」を同時に企画しているそう。

人に教えるのは別の効果もあり、教えることで自分が理解できていないポイントがあぶりだされ、「分かったつもり」がなくなります。ある難関大を出てクイズ番組で活躍している方も、受験勉強の際は自分が先生になったつもりで、声を出して1人で授業をしていたそうです。

学んだことの要約と仕事への活かし方を手帳に書く、ブログやSNSで発信するなど、自分に合ったアウトプット方法で試してみてはいかがでしょうか。
アウトプットする

成功者の特徴②目先のお金にとらわれない

ちりも積もれば山となる。節約やコスト削減に敏感なのは悪いことではありません。ただし、「無駄な出費」と「必要な投資」の線引きができずに必要なタイミングでお金を出し渋ると、成長のチャンスを逃してしまう可能性があります。

たとえば電車移動の際に、追加料金を払って座席指定車両を使用するのは、贅沢であり無駄と考える人もいるでしょう。しかし、移動の時間を確実に座れる席を確保して仕事や勉強に集中して費やすのと、立って周りに気を遣いながらSNSやネットニュースを眺めて過ごしてしまうのを比較したら、同じ時間でも得られるものが変わりるかもしれません。

だから成功者の多くは追加料金を払ってでも座席指定車両に乗り、移動時間を有効に活用しているのです。

同じく、打ち合わせの場所も成功者にとっては「必要な投資」。高級ホテルのラウンジを好むのは、チェーン店のカフェのように隣の席に話す内容が漏れる恐れがなく、集中でき、一流の場所で行うことで、相手にも大事な商談であると伝わり成約率が変わるなどメリットがあるからです。

多くの成功者のように目先の貯蓄額にとらわれず、ここぞという時は投資をする勇気も、必要かもしれません。

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成功者の特徴③定期的に運動をする

体調管理もビジネススキルの1つ。成功者には、運動をして健康を保つ努力をしている人を多く見かけます。なぜなら、どんなに高い能力を持っていても、体を壊しては発揮できなくなってしまうからです。

「若いうちは仕事が最優先。健康を意識するのはある程度の年齢になってからでいい」と考える方もいるかもしれませんが、健康というのは長い積み重ねの上にあるもの。健康を損なってから運動を始めても手遅れで、若いころの無茶が、時限爆弾のように将来悪さをする可能性もあります。

そうならないためには、若いうちから運動を生活に取り入れ、不調にならない身体を維持していくことが大切です。

まして、リモートワークやオンライン商談が普及して身体を動かす機会が減りがちな現代社会では、一日中パソコンやスマートフォンを凝視し、家から一歩も出ないで一日が終わる、気付くとそれが何日も続いているという人もいるはず。

成功者に人気の運動は筋トレやランニングのようですが、自分に合う方法は人やライフスタイルによってさまざま。書籍やインターネットで情報を集め、まずは一日トライしてみましょう。

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成功者の特徴④成功者とつながりを持つ

成功者とつながりを持つメリットは2つ。1つは、話したり行動を共にしたりすることで、内面、思考、行動パターンをより深く知り、真似しやすくなること。TTP(徹底的にパクる)という言葉もあるくらい、何かを成し遂げるために成功事例の真似をするというのは効果的なのです。

もう1つは、つながりによってビジネスチャンスが生まれるなど、ポジティブな外部要因による「偶然」が生まれやすくなること。

つながる方法としては、「成功者の特徴②目先のお金にとらわれない」で高級ホテルのラウンジで打ち合わせをすることを紹介しましたが、同じように行動パターンを真似て、成功者がよく足を運ぶところに自分も行ってみることで、成功者と顔見知りになるという方法もあるでしょう。

ほかにも、成功者や目標にしている人が開催するセミナーに参加する、SNSをフォローして距離を縮める機会をうかがうなど、接点をつくるチャンスはさまざまあります。とはいえ人間関係ですから、相手に失礼のないように。相手にとっても「この人とつながっていたい」「もう少し話してみたい」と思われるように、自分自身も魅力的であるよう努力する必要があるかもしれません。

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成功者の特徴⑤ストレスへの向き合い方を変える

ストレスを感じると、その都度趣味や飲食で発散するというタイプの人もいると思いますが、成功者の傾向は違います。ストレスの根本的原因をつきとめ、元を絶ってしまうのです。

そうしてしまえば、心も体もいつも穏やか。パフォーマンスが上がって仕事が上手くいき、評価され、さらに大きな仕事に参画するチャンスに恵まれるなど、好循環が生まれます。

ストレスを感じる場面は人それぞれ。まずは、自分がどんなときにストレスを感じるのかを意識して生活し、解消方法を考えていきましょう。たとえば、満員電車が苦痛であれば職場の近くに住む。仕事が向いていないなら転職する。一緒にいるのが苦痛な相手とは、なるべく距離を置く……。

「嫌だ」「やりたくない」と感じながら我慢をし続ける生活では、心も体もダメージを受けてしまうもの。健康に配慮する意味でも、ストレスの元を明確にして対策を考えることはおすすめです。

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成功者の習慣

成功者の習慣①生活リズムを整え、ゴールデンタイムを把握している

規則正しい生活は健康面でもプラス。ある経営者は朝3時頃に目が覚め、21時頃に眠くなって床につくのがルーティーンになっているそうです。これはあくまで一例で、3時に起きないと成功できないわけではありません。

人によって身体が整う時間帯は異なるので、色々なパターンを試してベストな生活リズムを見つけてみましょう。生活リズムが定まると、最もパフォーマンスが高まる「ゴールデンタイム」も見えてきます。

ゴールデンタイムには「重要な仕事を入れる」「電話には出ない」など最大限有効活用できるルールを決めておけば、仕事の効率もアップ。「時間がない」も解消できます。

連日夜更かしをしたり遅刻寸前まで寝ていたり、という成功者はあまり聞いたことがありません。まずは理想的な一日の流れを書き出すことから、始めてみてはいかがでしょうか。


成功者の習慣②朝の時間帯を活用

朝の時間を活用するメリットは、比較的人に邪魔されにくいことです。
たとえば仕事帰りにジムに行く気満々だったとしても、急な残業が入ったら予定が台無し。やる気がなくなり、そのまま運動熱がフェードアウト……、なんてこともありえます。

その点、朝なら自分の裁量でコントロールしやすい。成功者のなかには、早朝に読書、勉強、運動などを自分に合った「朝活」「モーニングルーティン」で1日のスタートを切っている人も少なくないようです。

朝活を始める時は、いきなり冬の早朝ランニングなど高いハードルを設定すると挫折しやすいかもしれません。いつもより30分早く寝て30分早く起きてストレッチをするなど、できることからスタートをして、少しずつベストな朝の過ごし方を見つけていきましょう。

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成功者の習慣③インターネット上で定期的に発信

成功者の特徴①でも重要性に触れた「アウトプット」ですが、インターネット上で発信することにさらなるメリットがあります。それは、公開することで「人目があるからきちんとやろう」「さぼりづらい」というプレッシャーを自分に与えることができるのです。

さらに、反応があるとうれしい、コメントをもらえて気づきを得る、企業や成功者の目に留まってチャンスが巡ってくるなど、意外なメリットがあるかもしれません。ただし、発信する以上は、「評価される」ということでもあります。

誤った情報を流さないように事実確認をする、言葉選びは慎重にするなど、プライベートの時間であっても気を引き締めて。動画や音声の場合は、表情や声のトーンにまで気を配って行いましょう。

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成功者の習慣④休養を必ず取る

成功者は昼夜休みなく働いているイメージがあるかもしれませんが、実は休息を大切にしています。その理由を説明するために、「木こりのジレンマ」という話を紹介します。

ボロボロの刃を研げば速く木が切れるのに、その時間を惜しんで木を切り続ける。結果、木は切れないのに時間だけが過ぎていく。私たちの仕事のシチュエーションにたとえると、集中力が切れて疲労が溜まっているのに、だらだらと作業を続けているような状況に、同じことが当てはまります。

成功者は必ず適度に休養を取り、常に高いパフォーマンスを出せるようにしています。
つい熱中してしまったり、どうしても休めない状況になったりすることもありますが、休むのも仕事の一部と割り切って強制的に休むことも大切です。

たとえば、○分働いたら○分休むと決める、休みの日は仕事のメールをチェックしないなど、すぐ実践できるルールを決めてみてはいかがでしょうか。

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成功者の習慣⑤飲み会はほどほどにする

夜は高級なラウンジで遅くまで、お酒を片手に語らう。成功者にはこんなイメージがあるかもしれませんが、最近は変わりつつあります。

基本的に早寝早起きの人が多く、日常的に深夜まで飲み歩く成功者は少数派に。飲酒や寝不足によるパフォーマンスの低下を避けようとする人が増えてきたからと考えられます。

思い出してみてください、二日酔いや寝不足で仕事をしているときの効率の悪さを……。厚生労働省の調査によると、アルコールの飲み過ぎによる社会的損失は、なんと年間4兆1483億円。いかに悪影響かが分かります。

とはいえ、気のおけない仲間と場を共にするのは楽しいですし、時にはリフレッシュも必要。仕事上重要な夜の会食もあるでしょう。飲み会をすべて断るのではなく、「本当に参加する価値があるのか」考える、一次会で切り上げるなど、自分なりの線引きをしていくのがポイントです。

まとめ

成功者になるためには、日々の積み重ねが何より大切です。自分なりの成功者像を持つことで、何を優先したらいいのか、どれを選択したらいいのかといった判断ができるようになり、成功に近づけます。

成功者像に正解はありません。まずは色々な人の人生やキャリアを知り、自分が目指したい方向を見つけましょう。MEETS CAREERの先輩たちの事例が参考になれば幸いです。

参考書籍
『成功者がしている100の習慣』(ダイヤモンド社)
『成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせをするのか?』(サンライズパブリッシング)
『プレジデントMOOK 成功者の教え ベストセラー100冊を1冊にまとめた』(プレジデント社)

文・ミーツキャリア編集部