一日の予定・タスク・作業メモを一箇所で管理できるLogseq活用法

一日の予定・タスク・作業メモを一箇所で管理できるLogseq活用法

さまざまな社会人が行っている作業効率化のための工夫を、愛用しているタスク管理ツールとともにお聞きするシリーズ企画「みんなの業務ハック」。今回はモバイル業界のシステムエンジニアとして、開発だけでなくマネジメントや提案など幅広い業務に従事している会社員・北真也さん(ハンドルネーム「Beck」としても活動中)にお話を伺いました。

北さんはその日の予定やタスクを「Logseq(ログシーク)」というツールに集約し、このツールさえ見ていればその日の仕事を滞りなく進めることができると言います。

以前は紙の手帳を使っていたところを、試行錯誤を経てデジタルツールのLogseqに切り替えたとのこと。その経緯と切り替えによって得られたメリットについて、実際の活用法とともにお聞きしました。

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Q.)北真也さんのご職業と普段のお仕事内容について教えてください

モバイル業界でシステムエンジニアとして仕事をしています。エンジニアではありますが、最近はチームマネジメントやお客様への提案といったお仕事が多いです。出社は週3回ほどで、残りは在宅ワークです。


Q.)普段のタスク管理をどのように行っていますか?

「Todoist(トゥードゥーイスト)」「Logseq(ログシーク)」という2つのツールを組み合わせて使っています。

詳しい活用法は後述しますが、大まかに次のように使い分けています。

  • 明日以降のことはTodoistで考える
  • 今日のことはLogseqで考える

Q.)Logseqを使うようになった最初のきっかけとは?

もともと、今回ご紹介するようなやり方は紙の手帳(ほぼ日手帳)で実践していました。

手帳の今日のページ(デイリーページ)にその日の予定とタスクとメモがまとまっていることに使い勝手の良さを感じており、この「感じ」をそのままデジタルツールでも実現したい

そんな風に考えて、2018年ごろから試行錯誤を繰り返す中で少しずつ固まってきました。

ほかにもいくつかのツールを試しましたが、現在は2021年に登場したLogseqに落ち着いています。


Q.)Logseqの具体的な活用方法を教えてください。

使っているツールとしては、Logseqに加えてGoogleカレンダーTodoistがあります。

Googleカレンダーにはミーティングや客先訪問などの予定を登録しておきます。

一方、Todoistには今後やるべきタスクをプロジェクトごとに登録しておきます。

Todoistには今後やるべきタスクをプロジェクトごとに登録しておく(Doist Inc./Todoist)

今後やるべきタスクのうち、今日やる予定のタスクに今日の日付を設定していきます。

すると、「今日」の一覧で確認することができます。

「今日やる予定のタスク」の一覧(Doist Inc./Todoist)

ここまでが準備編。

続いて、Logseqを開きます。

Logseqには「日誌」という、手帳で言うところのデイリーページを管理する機能があります。

その日のデイリーページが自動的に作成され、さらに別途デイリーページのテンプレートを作っておくことで、以下のようなフォーマットで表示されます。

Logseqのデイリーページ(Logseq, Inc/Logseq)

ここに今日の予定ややること(タスク)を転記したり、作業メモを残したりしていきます。

とはいえ、予定やタスクがたくさんある場合、手動で転記するのは手間がかかります。

そこで、Logseqのプラグイン(拡張機能)を活用します。

プラグインを使うことで、GoogleカレンダーとTodoistそれぞれからLogseqのデイリーページにワンクリックで取り込むことができます。

以下は、「今日の予定」欄にGoogleカレンダーから今日の予定を、「今日やること」欄にTodoistから今日のタスクをそれぞれ取り込んだ画面です。

GoogleカレンダーとTodoistからそれぞれ予定とタスクを取り込む(Logseq, Inc/Logseq)

あとは、このデイリーページを参照しながらその日の仕事を進めていきます。

一つ仕事が終わるたびに「今日やること」欄のタスクにチェックを入れます。

その際、タスク実行に関する所感や作業メモがあれば、タスク名の下にぶら下げる形で書いておきます。

タスク実行に関する所感や作業メモがあれば、タスク名の下にぶら下げる形で書いておく(Logseq, Inc/Logseq)

このように、デイリーページは今日の「道しるべ」であると同時に今日の「足あと」にもなるわけです。

今日の「ダッシュボード」と呼んでもいいかもしれません。

このようにLogseqを従来の紙の手帳と同じように活用することができています。

Q.)Logseqが仕事にもたらした変化や影響について教えてください。

社会人になったのは2005年ですが、幸いにして入社当初から「メモを残しておくと役に立つ」という当たり前のことながら重要な習慣を身に付けることができました。

例えば、週に20回の打ち合わせがあったら、一つひとつの打ち合わせで何が決まったのか、どんな話をしたのか、自分に割り振られたタスクは何か、などをすべて覚えておくことはできません。

そこで、自然と手帳にメモを残す習慣が身に付きました。

手帳の先週のページを参照することで「先週何をしたか」が分かります。

打ち合わせに入る前に前回の打ち合わせのメモを読み返しておくことで、すぐに本題に入ることができます。

「前回はどこまで話しましたっけ?」という“復習”の時間が不要になるため、仕事のスピードもアップします。

この感覚をデジタルツールでも実現できないかと思い、今回ご紹介したTodoistとLogseqを使った方法に行き着きました。

手帳を使っていたときは、当然ですがすべて手書きで書き込む必要があり、仕方がないこととはいえ正直なところ煩わしく感じていたことは事実。

Logseqに切り替えたことで、この手書きの部分がほぼ自動化され、一日の最初にその日の見通しをワンクリックでサッと確認できるようになりました。

過去のデイリーページについても、Logseq上で複数の日を連続して閲覧できるため、まさに手帳のページをめくるように記録を読み返すことができます。

また、あらかじめタスク名が並んでいるため、そのタスクを実行した後に作業メモを残す頻度が増えています。

これは、Logseqによってデイリーページという、作業メモを残すための“お膳立て”が整っているからこそだと実感しています。

なお、打ち合わせのメモについては自分で残さなくても、参加メンバーが作ってくれた議事メモをLogseqにコピー&ペーストしておくだけでもいいでしょう。

記憶に頼らず、記録を残しながら確実に仕事を進めるやり方を実践する上で、Logseqは欠かせないツールとなっています。


仕事で工夫していること・意識していること

お話を伺った方

北真也さん。モバイル業界でシステムエンジニアとして、開発だけでなくマネジメントや提案など幅広い業務に従事している会社員。ハンドルネーム「Beck」として10年以上ネット上で情報発信活動を行っている。

北真也(ハンドルネーム「Beck」としても活動中)
北真也さん。モバイル業界でシステムエンジニアとして、開発だけでなくマネジメントや提案など幅広い業務に従事している会社員。ハンドルネーム「Beck」として10年以上ネット上で情報発信活動を行っている。
Twitter:@beck1240