転職活動、辞めてから始める?今の仕事を続けながら始める? それぞれのメリット・デメリットを解説

転職活動、辞めてから始める?続けながら始める?それぞれのメリット・デメリットを解説


※この記事は「ながら聞きメディア『しごと・転職・キャリアのお守りラジオbyマイナビ転職』の書き起こしになります。ながら聞きで学びたい方は以下からどうぞ!
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こんにちは、マイナビ転職です。
今日は、転職を考えている多くの方が頭を悩ませるであろうこと、転職活動の、タイミングに関するお話です。

転職活動をするなら、今の仕事を辞めてから、やるべきなのでしょうか。それとも、仕事を続けながら、やるべきなのでしょうか。どちらがいいのか、実に、悩ましい問題ですね。この問題は、はっきりした正解があるわけではなく、正直「人による」というところです。

とはいえ、それぞれのメリット・デメリットを知っておくことで、自分は、どうやって転職活動を進めていくのが良さそうか、考える参考になると思うので、マイナビ転職のノウハウ記事のなかから、今の仕事を辞めてから転職する、メリットデメリット・今の仕事を続けながら転職する、メリット・デメリットをご紹介します。

仕事を辞めてからの転職活動するメリット

まずは、仕事を辞めてから転職活動をする場合から。メリットは、大きく3つです。

1つ目は「志望業界や応募先の情報収集を、しっかり行う時間がとれる」こと。
2つ目は「転職活動に専念することができ、複数の面接にも対応しやすい」こと。
3つ目は「心身をリフレッシュし、経歴をゼロから見直す時間がとれる」こと。です。

仕事を辞めてからだと、転職活動にあてる時間が十分にとれることが、最大のメリットですね。特に、2つ目の面接に対応しやすいという点。転職は企業と転職者のマッチングで、それこそ一期一会なので、気になった企業の面接はどんどん受けて、その時の自分に一番合った企業を探す、というのが本来ベストでしょうから。「今の会社を辞めてからの転職活動」で、時間の融通がきくというのは、とても大きなメリットだと思います。

仕事を辞めてからの転職活動するデメリット

と、ここまでメリットを説明してきましたが、会社を辞めてから転職活動をする場合、デメリットもあります。

1つ目のデメリットは「収入源がなくなる」こと。次の仕事が決まるまでの生活費は、貯金を切り崩していく形になりますので、不安やプレッシャーを感じる人も、少なくないでしょう。

2つ目のデメリットは、転職活動がスムーズにいかず、失業が長期化する恐れがあること。また、不採用となったときの焦りやストレスは、「最悪今の仕事を続ければいい」という現職がある状態に比べて、とても大きなものになります。

3つ目は失業期間が長引くと、応募の際にハンデにもなってしまうケースがあること。履歴書には、前職の退職月を記載するので、面接の時に、面接官から「退職から今までの間、どのように過ごされていたんですか」と聞かれる可能性が出てきます。

その時に、基本的には偽らずに転職活動を続けていたと回答すればいいのですが、ブランクが長いと、仕事生活にきちんと戻れるだろうか、という不安や、ほかの企業はなぜこの人を採用しなかったんだろう」と気になる面接官も出てきます。そういった不安を払拭するようなコミュニケーションが求められるケースもあるので、人によっては、答えづらい、気まずい、自身の不安要素になる、と感じる人もいるかもしれません。

以上、デメリットを3つあげてみましたが、特に1つ目のデメリット「収入減がなくなる」は生活に直結するので、切実な問題です。スムーズに転職活動が進んだとしても応募して、書類選考の結果がきて、そこから面接が2回か3回あって…となんだかんだ選考だけで1カ月くらいはかかるものですし、さらに内定から入社まで、手続きなどで1カ月前後かかることを考えると、およそ3カ月。3カ月生活していけるだけの貯金があれば安心とは言われていますが、転職活動中は交通費や、面接までの微妙な空き時間をつぶすためのカフェ代、スーツなど身支度の費用など、何かともの入りにもなります。

貯金が減っていくのが心配で、「内定がもらえればどこでもいいや」と転職先を妥協し、本来つきたい仕事と、かけ離れた仕事につくことになってしまっては、本末転倒ですしね……。そう考えると、やはり「会社を辞めてから転職活動」は、メリットもデメリットも、あることが分かります。

仕事を続けながら転職活動するメリット

では続いて、仕事を続けながら転職活動をする場合のメリット、デメリットも見ていきましょう。こちらもまずはメリットから。

仕事を続けながら転職活動をすることのメリット1つ目は、収入が途切れないことです。先ほど申し上げたとおり、生活費の心配がないのは、大きなメリットといえるのではないでしょうか。
2つ目のメリットは妥協せずに求人探しができること。仕事を続けている状態なので、お金やタイムリミットの心配がありません。求人をざっと見て、今はぴんと来る企業がないなあと思ったら、いい求人が出てくるのを少し待ってみようかな、という判断ができます。本当に行きたい企業、希望条件のハードルを下げずに納得いくまで転職活動ができるというのはいいですね。

3つ目のメリットは、転職に伴う税金や年金、保険などの手続きを自分で行う必要がないことです。

このような税金や保険などの手続きは、やはりあまりやりなれないものなので、自分できちんとできるか不安ですし、役所などに行かなければいけなくなったりもしますし……。会社側でやってもらえるのは、非常に助かる気がします。

仕事を続けながら転職活動するデメリット

と、メリットを紹介してきましたが、やはり、仕事を続けながら転職する場合も、デメリットはあります。

1つ目のデメリットは、業務に追われて転職活動の時間が充分に取れない可能性があることです。仕事で疲れていても仕事終わりや休日に履歴書や職務経歴書、面接の準備をしなければいけないのは、なかなか気力がいることです。

2つ目も時間に関するデメリットで、面接時間の調整に苦労する点。日中に働いている方は、就業時間外か、休みをとって面接に行くなど、スケジュール調整が必要です。もちろん応募先に事情を話して自分がいける時間に対応してもらえるよう交渉してもいいんですけどね。

3つ目は早期入社が条件の応募先の場合、選考で不利になる可能性があること。合格したら現職の退職交渉を急ぎ進める、とはいっても、応募先から「自社の希望するタイミングで入社できないのでは」という印象を持たれてしまった場合、入社タイミングが合いそうなほかの応募者を企業側が選ぶ、結果、自分は落ちてしまう、ということもあるかもしれません。

以上が仕事を続けながら転職活動をする場合のメリット、デメリットでした。つまり、仕事を辞めてから転職するのも、仕事を続けながら転職するのも、両方メリットデメリットがあるということです。ご自身の仕事状況や生活状況、性格次第で、合っている方法で進めていけるのが、ベストなのではないでしょうか。

まとめ

今回は転職活動の進め方のお話でしたが、最近の転職活動は、以前よりぐんとハードルが下がっています。とりあえず求人を見てみるのもおすすめ。マイナビ転職では会員登録をしなくても求人を見れますし、履歴書の作成もスマホでできるお役立ちツールなどがあります。

面接も、現地に行かなくても、WEB面接でやってくれる企業も増えています。平日日中は難しいという応募者の事情を考慮してくださる採用担当者もいますので、応募企業に事情を話して、対応可能な時間に調整をお願いしてみるというのもありだと思います。あとは、土日に行われている転職フェアなどを活用し、1日でガッと進める方法もありますね。

応募してからの受かりやすさも、志望業界や志望職種や応募企業にもより、まちまちです。いろんな方の話を聞いても、1社目を応募して、そのまま受かって決まるということはまれな気がします。

というわけで、今日は転職活動の進め方のお話でした。今回紹介した内容の一部は、記事でも読めます。記事のほうでは、より詳しく20代、30代、40代など年代別の考え方についても、解説しています。参考記事として、リンクも貼っておきますので、よかったら見てみてください。

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文:MEETS CAREER編集部

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